弁理士とは
皆さんこんにちは。弁理士の小林です。
今日のテーマは、ずばり「弁理士とは」です。
知財をテーマにしたドラマ「それってパクリじゃないですか?」に弁理士が登場します。先日の記事でもお話しましたが、弁護士や税理士といった他の士業に比べ、「弁理士」は知名度が低いです。ただ、このドラマをきっかけに、弁理士に興味を持つ方もいるように思います。そこで、今日は、弁理士についてお話します。
一言で言えば、弁理士は「知的財産のプロ」です。知的財産というのは、発明、意匠、商標、著作物等、「形はないけど価値のあるもの」、程度に考えてもらうといいと思います。形がないため見落としがちですが、知的財産はお金等と同じ「財産」です。価値ある知財を見出して、守っていくのが我々弁理士の仕事です。
多くの弁理士は、会社の代理人として、発明や意匠、商標などの権利化業務を行っています。具体的には、権利化書類の作成・提出や特許庁からの通知への対応を行います。権利化業務には、技術の理解力や法律的知識、文章作成能力、ビジネス感覚、コミュニケーション能力、語学力など、様々な能力が求められます。
権利化は国内にとどまるものではありません。クライアントが外国での権利化を望む場合もあるため、外国法の知識も学ぶ必要があります。すべての国の法律を理解している人はいないと思いますが、外国案件を取り扱う弁理士は皆さん外国法についてよく勉強しています。当然、海外とのやり取りでは、英語力も必要なので、英語の勉強している人も多いです。
権利化以外にも知財関連訴訟をすることがあります。知財関連訴訟には、特許庁の判断に不服がある場合に提起する審決取消訴訟や、他社に権利を侵害された場合に提起する侵害訴訟等があります。訴訟案件は権利化業務のように頻繁にあるわけではなく、権利化業務とは勝手も違うため、大変な労力がかかりますが、とてもやりがいのある仕事です。個人的には、好きな業務の一つです。
ここまで弁理士の業務の一例をご説明してきました。もちろん、これ以外にも知財に関わる様々な仕事を行っています。個人的な意見ですが、弁理士の仕事はとても面白いと思います。同じことの繰り返しはなく、毎回新しい案件に取り組むため、飽きることがありません。日々勉強を続けなければならない大変さはありますが、それを補って余りあるだけの魅力があるのではないかと思います。
弁理士の仕事をもっと知りたいという方は、弁理士会のHP等をご覧ください。弁理士会が出している動画(発明王ニバン・センジ)や漫画(閃きの番人)はなかなか面白いですよ。
【日本弁理士会】https://www.jpaa.or.jp/
【発明王ニバン・センジ】https://www.jpaa.or.jp/nibansenji/movie.html
【閃きの番人】https://www.jpaa.or.jp/comic/
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