menu

「仕掛ける知財」

公開日:2020年09月16日

 

 

皆さんこんにちは。弁理士の小林です。

 

先日、「仕掛ける知財」という商標の登録証が届きました。

 

(写真をクリックすると拡大されます)

 

仕掛ける知財」というのは、

ビジネスを優位に進めるための積極的な知財活動という意味合いで私が考えた言葉です。

 

知財というのはあくまでもビジネスを優位にすすめるための「手段」であって、権利を取得することを「目的」とすべきものではありません。大切なのは、特許ではなく、ビジネスです。

 

  1. どのようなビジネスをやっていくのか
  2. そのビジネスをどのように守るのか
  3. そのビジネスをどのように拡大するのか

 

この3点が「仕掛ける知財」の肝となるところです。

 

1.「どのようなビジネスをやっていくのか」

提供する価値は何か、ターゲットは誰か、競合は誰か、儲けのポイントはどこかなど、ビジネスモデル(収益構造)を整理します。

 

2.「そのビジネスをどのように守るのか」

権利を取得するのか、どのような権利を取得するのか、ノウハウとして秘匿するのかなど、ビジネスを守るための方策を検討します。

 

3.「そのビジネスをどのように拡大するのか」

どのように市場を大きくするか、ライセンスするのか、標準化できないかなど、市場を拡大するための方策を検討します。

 

2つ目の観点と3つ目の観点を考える際には、いわゆるオープン&クローズの考え方を取り入れるのが有効です。具体的には、ある技術を他社に実施させる(オープン)ことによって市場を広げ、その技術を使う際に避けては通れない技術を自社だけで独占する(クローズ)。このような構図を作り上げることで、自社の利益を大きくするというのが理想です。

もちろん、ここで書いたことを実践するのは簡単ではありません。しかし、このような点を意識して活動するだけでも、知財を有効に活用できるようになるはずです。まずは一歩踏み出してみませんか。

 

+++++++++++++++++++++++++++++++

知財の相談なら千代田区岩本町(秋葉原)の小林国際特許事務所へ

~ビジネスで勝つための「仕掛ける知財」を提案します~

+++++++++++++++++++++++++++++++

 

小林国際特許事務所(https://kobaipo.jp/

弁理士 小林 正英

〒101-0032 東京都千代田区岩本町3-4-5 第一東ビル

TEL:03-3866-3327 FAX:03-5821-6228

 

 

関連記事

画像の意匠登録

皆さんこんにちは。弁理士の小林です。 前回に続きまして、今日も意匠に関するお話です。 令和2年4月の意匠法改正によ...

PCT出願の基礎知識

皆さんこんにちは、弁理士の小林です。 今日は「PCT出願に基礎知識」というテーマでお話します。 以前配信した「外国...

特許か実用新案か?

皆さんこんにちは、弁理士の小林です。 今日は「」というテーマでお話します。   「先生、これは特許じゃなくて実用新案くらいかなと...

他社特許をつぶす方法

皆さんこんにちは。弁理士の小林です。 今日は「他社特許をつぶす方法」というテーマでお話しします。 「製品を販売しよ...

お問い合わせはこちらから

    入力必須
    貴社名・貴事業所名

    入力必須
    ご氏名

    入力必須
    メールアドレス

    入力必須
    お電話番号

    入力必須
    ご相談内容を500文字以内でご入力ください。

    〒101-0032 東京都千代田区岩本町3‐4‐5 第一東ビル